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山形新聞1991年7月30日
教育里親による現地視察報告:「教育里子ら生き生き」
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----- 以下掲載記事全文
≪「教育里子」ら生き生き≫
−酒田
スリランカ児童の写真展−
スリランカの子どもたちの写真展が酒田市の
荘内銀行酒田中央支店ロビーで開かれている。
日本人が資金を出し、現地の子どもたちに教育を受けさせる
「教育里親制度」で勉強に励んでいる児童たちの
生き生きとした表情が写し出されている。
この制度は
C.P.I.教育文化交流推進委員会(本部・東京都三鷹市)が
スリランカにある僧りょ団体と手を結び、
貧しくて満足に教育を受けられない子どもたちを、
中学1年から高校3年まで、金銭的に援助する制度。
同委員会は1979年に発足。
これまでスリランカとインドネシア合わせて
約2600人が里子になっている。
写真展は里親の1人、松山町で縫製会社を経営する
佐藤芳明さん(57)が先ごろ、現地を訪れた際に
撮ってきた作品をもとに構成されている。
佐藤さんは、スリランカに2人、インドネシアに2人の
教育里子を持っている。その里子の1人は、
雨が降ると家族全員が働きに出掛けなければならないため、
学校に行くのは晴れた日だけ。
それでもいろいろな勉強をしたいと、教育里子に応募したという。
会場には学校で授業している風景や
里親を囲んでパーティーを開いている写真58点が並んでいる。